前言撤回日記

音の色彩

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飛んでいるコウモリの目の前に石を投げると(ぶつけちゃダメだよ)急降下して避けようとするのが楽しいですよね。

俗に、ほ乳類で色を感じる能力、つまり色覚があるのは人間を含む一部の霊長類だけだと言われている。
つまり光センサーである眼球の構造を調べた結果、光の波長を色情報として分別するしくみが他の種にはみられない、という事のようだ。

だが考えてみれば、視覚がもたらすのは単なる光の波長を信号にしたものに過ぎない。その信号が脳に伝達され、脳がそれを色彩として解釈する。
我々が見ている(と思っている)ものは入力された情報に対して意識下にアウトプットされた「脳の解釈の結果」なのだ。

暗闇を飛行するコウモリは物を見るにあたって視力を使っていない。
高周波の音波を発し、その反射を音センサーである耳で捉える事で周囲の環境を知覚する。ソナーの原理である。

色彩が光の波長に対する脳の解釈の結果である事は既に述べたが、音波はその名の通り波の性質を持っている。強弱や波長があり、光の持つ性質と共通のふるまいをみせる。
とすると、音波の波長もまた、脳が色彩として解釈する事は可能なのではないだろうか。
眼球に光の波長を識別する器官がない事がすなわち色彩を感じる能力がない事の証明にはならないのではないか。
波長の長い低い音は赤く見え、高い音ほど青紫に輝く。
急激に近づくものはドップラー効果で青方偏移し、どんどん青白く変色していく……。

他者の見ている色彩がはたして自分の感じている物と同一であるのかという検証不能な疑問は誰もが一度は持つものとして知られる。
同様に検証のすべはないが、人の目には暗闇に生きるコウモリ達も案外色鮮やかな、色彩豊かな世界を暮らしているのかもしれないのである。

毎年、薄暗い夏の夕暮れにはばたくコウモリを見るたび、そんなとりとめのない妄想にちょっとだけワクワクするのであった。

THE TOY DOLLSの10年ぶりの単独ライブに行ってきた。
場所は渋谷のDUO -Music Exchange-。

前回、OlgaとMr. Duncanのアコースティックライブに行ったときは、懐かしさとアコースティックのメランコリックな響きに涙腺も緩みがちであったが、今回は違う。
ハイスピードでラウドなパンクロックであり、すなわち跳ねっぱなしの叫びっぱなしの腕振り上げっぱなしである。1年分くらいまとめて汗かいた。近年、冷や汗以外でこれほど多量の汗をかいた事はない。

職業がら座り仕事なので体力、特に脚力の衰えはいかんともしがたく4曲目くらいで「これ以上はムリかも」とちょっと思ったのだが、けっきょく最後まで大騒ぎのままであった。
さすがに一日が限界だろうと踏んで二日間あった日程のうち週末の一日に集中することに決めたのだが、やはり二日とも行っておくべきだったかと若干の後悔。
少なくとも行こうが行くまいがチケットだけは買っておくのが正しい信者の姿であります(たぶん)。

Tシャツを買おうかと思ったらライブのあとはショップが閉まってて買えなかった。残念。

てゆうかTシャツのデザインやらしてくんねえかな。
でもダサいTシャツを着て堂々と街中を闊歩するのが愛というものなのだろうな。かっこよくしようとしちゃダメなんだろう。そうに違いない。

ライブの曲目で言うと「Cloughy Is A Bootboy!」や「Alfie From The Bronx」などやって欲しかった曲が他にもいくつもあったけれども、プレイは申し分なしの大満足。あらためてMr. DuncanとTommyを加えた新生TOY DOLLSを応援していこうと思った。
このツアーのあとはしばらく新譜の方に力を入れるようなのでそちらも楽しみ。
そして新譜を出したらまた日本に戻ってきて欲しい。
次は体力つけて東京公演は全部行って大暴れするからさ。

Gorgeous Night

ひと月前から楽しみにしていたキング・オブ・ポップパンク、Olga(The Toy Dolls)のアコースティックライブに行ってきた。

なんつーかゼイタクな夜でした。一言では言い表せない。

前日、一万五千人の観客の前で演ってきた彼らが、百人そこそこの、小さなっつったらライブハウスに失礼ですけど、まあそのくらいの入りでほとんど立ち見になる規模のステージで、手を伸ばせば届きそうなところでゴキゲンなライブを演ってくれる。

だいたいですね、前のライブからもう10年ですよ。
目頭も熱くなるっつーの。
決壊寸前だっつーの。
声もうわずるっつーの。

しかも一曲目から超タイトなプレイ。アコギで。ビックリした。
一緒に演ったMr.Duncan、このヒトは前日のPUNKSPRING 2007ではドラムで参加してたのに、ギターも歌もうまい。
後半、のどが嗄れてしまってOlgaにいじめられてたけども、なかなか味のある声してました。
あとビビったのが、二人ともMCぜんぶ日本語で通しやがんの。
掛け合い漫才みたくなってましたからね。

日本語の歌も歌ってました。Mr.Duncanが中島みゆきの「ひとり上手」を歌ったりとか、あらためていい曲だなみたいな。
歌謡曲再発見みたいな。

あとOlgaはトトロの「さんぽ」を歌ってました。これはライブCDの日本版にもボーナストラックで入ってます。もともと童謡っぽいものも自然に取り入れていた彼だから違和感まるでなし。

そんなこんなで一時間ほど、The Toy DollsとMr.Duncanのバンド(よく知らないんですけどSNUFFやBILLY NO MATESとかってバンドらしい)で半々くらいの曲を演奏して終わりました。
前の方だったので床に座ってたんだけど、開場からライブ終了まで長いこと座ってたもんだからエコノミークラス症候群になるとこだった。
でもね、全然オーケーなんですよ。
ノープロブレムですよそんなもん。

あと拾いものっつったら言い方はよくないんですけど、フロントアクトの、フロントアクトっていうとカッコつけてるみたいだな。
ええい前座だ前座。
前座のKen Yokoyamaというヒト、まあ僕とか正直「ダレスカ?」ってカンジだったんですけど、まあ前座ってそーゆーもんじゃないっすか。
いわばアウェーじゃないっすか。

それがですね。すげえいいの。
やられた。
ホロッときた。
しかもMCも面白い。

で、今日、どんなヒトなのかなーって、思い切ってグーグル先輩に聞いてみた。
したらハイスタのギターだったそうじゃないですか。
いや、Hi-STANDARD自体もそんなに知ってるワケじゃないんですけれども、僕でも知ってるくらいだからメジャーじゃないですか。
よかったー、知らなくて。幸せな巡り合わせだったホントに。
そういう事前の予備知識なしに、純粋に音楽だけで好きになったワケですから。

そんでネットでサンプル音源きいたらやっぱ良くって即座にDVD注文した。

ライブが終わってから、ドリンクチケットで一杯やってこう、と二階のパブでビール飲んでたら、なんつーかOlgaが来た。
せっかくなので話しかけたけど、いやー英語がヘタクソすぎて言いたいことの百分の一も言えなかった。

「私は撮りたい。写真を。あなたと」
みたいな。
「私はあなたのファンです。17年かもっと」
みたいな。
「ようこそおかえりなさい日本へ。そして感謝しています。あなたのすばらしいギグ。」
みたいな。

もうね、いっぱいいっぱいですよ。
目とか泳ぎまくりですよ。

そういう時に思うのは
「あー英語もっとうまくなっときゃよかった。
やっぱ英語うまくなるために英語ネイティブの彼女作るしかねーな。
それって不純かな。
ところで英語うまくなるためにネイティブの彼女作るのとネイティブの彼女作るために英語勉強するのとどっちが不純かな。」
みたいなどうでもいい事ばっかりですよ。

いま思えば逆に日本語の方が通じたんじゃね? とかいう気がするけどもうしょうがない。

ここで教訓。

好きな人がいたら告白しておいた方がいい。
コクってフラれるのと何もしないのでは「後悔の質」が違いますぜ。

まあそれはそれとしてなんか同じファンの人たちとちょっと知り合えたりして、僕はわりと「出会い」とか「つながる」とか気持ちわりーと思う程度にはヒネてるんですけど、今回はよかった。アリだと思った。
The Toy Dolls単独ライブ、ぜひ実現したい。
少し距離は遠くなってもステージをパンツ一丁で駆け回ったり、肩車で演奏したりする彼らの疾走ライブをまた観たいもんね。
マーティやケイシーが復活してくんねーかな。

そのあと帰り際のKenさんを見かけたので、ライブの感想を伝えずにはいられなくなって、呼び止めて握手をしてもらった。ありがたい。

そうこうするうち濃密な夜は更け、僕も家に帰ってビールを飲みながら余韻に浸りつつ、会場で買ったライブCDを聴いたのであった。


といったよーなカンジでいつもと違ったテンションで僕の興奮と感動を伝えたつもりなんですけど、うまく伝わりましたかね。
空回りですかね。
まあわかってます。抑制をきかせた方が伝わるって事ぐらいは。
でもいいんです。これは未来の自分に向かって書いてる日記でもあるんだからね。

夜桜見物

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お客さんとこの花見に呼んでもらってノコノコ行ってきた。

午前中は雨が降ったらしく気をもんだ人もいたようだが、僕が起きた頃にはすっかりやんでいた。
風は強いが気温もそこそこ、幸運にも花は満開で花見日和である。
30〜40分も夜桜を楽しんだら店へ移動。飲み会なんて久しぶりですげえ楽しかった。
二次会までくっついて行き、最後は店のトイレで寝てしまった。
寄る年波には勝てんのう……。

UNPLUGGED

PUNKSPRING 2007THE TOY DOLLSが出るのでチケットを買おうとしたら東京公演はすでにソールドアウト。
深夜の通販番組でも売っていたのでためしに電話してみたもののまったく繋がらず、けっきょく買いそびれてしまった。
しかたがねえ、大阪まで行くか、と一瞬思ったのだが、彼らの日本語版オフィシャルサイトがいつの間にか出来ていて、そこでなんとアコースティックライブの告知があった。
中野のMOON STEPというハコ。電話してみるとチケットは店でしか売っていない、というので買いに行った。ワンドリンク付きで2500円? 安っ!

で、さっきサイトで何ヶ月かぶりに彼らの音を聴いたけど、やっぱ元気出るなあ。
あのパワフルでハイスピードなライブもまた観たかったけれども、とりあえず今回はひとりぼっちでアコースティックライブ観に行ってきます。
楽しみ。でも、なに演るんだろう。

4096

愛読していたテーマパーク4096の「コラム息切れ」が最後に更新されてから2ヶ月近くが経過した。もともと長きに渡って毎日更新されていたのであるが、去年の年末にふいに不定期更新宣言をされたのであった。
思えば例の9.11の時ですら普通にいつものとぼけたカンジで淡々と更新されていて、こういう言い方がどうか判らないが、ずいぶん癒されたものだ。

いつもそこにある、という安心感から毎日アクセスする事はなく、数週間に一度くらいの、まるでカニの殻をたくさんむいておいて一気に食べるみたいなビンボくさい閲覧のしかたではあったのだが、ファンだったので書籍版も買った。

デイリーポータルZではあいかわらず愉快なレポートがアップされているので、そちらも併せて気長に待ちたい。

アフロと軍曹

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渋谷のPARCOで「ケロロ軍曹★吉崎観音展」を観てきた。
ちいさな展覧会で正直それほど見るところはない。

海外で放映されている吹き替え版「ケロロ軍曹」が常時上映されていて、それが面白かった。
韓国版は声優さんもまったく違和感がなく、スーパーインポーズもすべてハングル文字になっているという凝りよう。中に描かれているカレンダーの文字までハングルになっていたらしい。手が込んでいる。
ケロロが男性の声になっている国もあったりしてなかなかヘンなのだが、イタリア版のオリジナルのオープニングはアニメソングとして意外にいいカンジ。

上野の東京都美術館にも行ったのだが、「オルセー美術館展」はゲロ混みでとても観る気がしなかったので諦めた。

ぐるり山手線一周の旅。

でんじろう

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科学をエンターテイメントするイカした男、米村でんじろう先生のイベントを観てきた。
あいにくの二階席だが、それでも生(なま)でんじろうである。

なんつーか「学ぶ」と「楽しむ」の音が同じなのは偶然ではないのではないか。でんじろう先生を観ているとそういう気になる。

HDR2

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今度はもう少し自然に。

いやあ、勝手にドラマチックな写真になっておもしろいなあ。

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元の写真は大体こんなカンジ。
手持ち撮影なのでズレを直すのがメンドくさい。
ブラケット撮影って段階調整できたっけか……。

HDR

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Photomatixを使ってHDR画像を作り、JPEG出力してみた。
もっと自然に仕上げてもいいのだが、せっかくなので思い切って大げさな処理に。
このウソくせえトーンがたまらない。

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