前言撤回日記

欧文書体

050628ohbunshotai.jpg 欧文書体?その背景と使い方

最近デザイン本(?)で読みたくなるようなモノがないなあと思っていたら、出ました。

著者の小林章さんという方、僕が初めてその名前を知ったのは数年前なのだが、実にモノスゴイ人なのである。
当時BodoniやDidotのようなモダンローマン体に入れ込んでいた僕は、「あんまり人の使ってないモダンローマン体はないかなあ」と思いつつフォントスタイルブック2000なんぞをペラペラやっていたところ、「Acanthus」という書体を見つけた。ルーツを知りたくてFONTFONTのサイトに行き、Designerを見ると「Akira Kobayashi 」とある。
「日本人なのか!」と驚愕した。

激しく興味を抱いてWebをフラフラしているうちに嘉瑞工房のサイトにたどり着き、そこで見つけたこのページ
「うわあ、この人ドイツに渡ってライノタイプに勤めてるよ……。しかもヘルマン・ツァップとメシ食ったとか書いてあるよ。ひえー」。

詳しくは上記のサイトに譲るとして、その後もあちらこちらで執筆されているのは目にしていたが、まとめて一冊の本として刊行されるのは初めてなのではなかろうか。
とにかく平易で分かりやすく、そして丁寧に書かれた本。軽くざっと読んだだけでも参考になる部分がたくさんあって読みごたえ充分。

ニューヨークでTDC(Type Directors Club)の審査員をされた時のエピソードに

日本からの応募らしい作品の多くが、ビジュアルや印刷や紙にも凝っているのに肝心のメッセージを伝える文字組版が「素人レベル」と判断されて落とされるのを見てきたので、その直後から始まった『デザインの現場』の連載で欧文の基本ルールを書きました。素人臭さは瞬時に伝わるぞ、という警告の気持ちを込めて。


と書かれており、さもありなん、というカンジ。
これから日本の市場が狭まってくれば必然的に日本のデザイナーも海外へ出ていく事になる。
今まである意味、国内デザイナーの職域を守る役割を果たしてきた文化の壁が、今度は乗り越えるべき巨大な障壁として立ちはだかるわけだ。学ぶべき事は多い。

以前、オックスフォード組版原則なんかは一応、目を通したのだけれども個人的にはあまり役には立たなかった(どちらかと言えばライター向け?)印象だったので、ようやくビジュアルを出発点に欧文組版ルールを教えてくれる本が出てきた事はありがたい限り。

ちょうど英文の印刷物の仕事が進行中だったので急いでチェックしないと……。

暴走

このところ、どうかと思うような暑さが続いている。

僕の仕事部屋はクーラーもなく、しかも僕自身が割と暑いのが好きなタチなので、今も扇風機すら回っていないのだが、さすがにMacは悲鳴を上げている。

内蔵ハードディスク3つにCPU2つとあっては無理もない。
しょっちゅう熱暴走して強制スリープされてしまう。電源ボタン長押ししても反応なし。電源ケーブルを抜き差しして再起動。
で、しばらくするとまたスリープ。

しかたがないのでサイドカバー開けっぱなしで作業しております。
ただでさえうるさくて「掃除機」とか「ヘアドライヤー」とか呼ばれているG4のファンの音がじかに聞こえてくる……。

5日制

書きかけの日記があっという間にものすごく遠い過去の話になっていて、いつまでたってもエントリーできない。書いては消し、書いては消しの繰り返し。

一週間って以前は7日間だったけど、今はたぶん5日間くらいですよね?
そうでないと、計算が合わないですよ。人生がこんなにあわただしいワケがない。
それともどこかで週二日くらい気絶してんのかなあ。

36

気が付けば今日で36歳である。
1年を10°の角度ととらえれば、これでちょうど一周した事になり、ここから2周目に入るのだ、と言う事もできる。

2周目が大きな輪になるか小さくまとまるか、それともどこかで途切れるのかは分からないが、とりあえずまたヨタヨタと千鳥足で歩き始めるとしよう。

口角炎

口角炎ができてひと月以上経つのに、一向に治癒する気配がない。
ビタミンBの不足かと思って経口サプリメントを飲んでいるがまったく改善せず。
そもそも豚肉とか食べまくっているのでビタミンBが不足しているとは考えにくい。

口角炎ってどうかくの〜♪ こうしてこうして口角の〜♪

とか言っている場合ではない。
どこか内臓でも悪いのか。
それともいつも物欲しげにヨダレを垂らしながら生きているせいであろうか。

米国産

050611sunny.jpg
どういうわけかザリガニを飼う事に。
水槽に砂利、エサからフィルター・エアレーターまで近所のスーパーで揃うのだから驚く。
ザリガニは脱走癖があるので、軽いフタだと重石をしておかないと逃げられます。
というか一回逃げられた。

それにしても、熱帯魚を飼いたいと思っていたのになぜこうなったのかしら。
ここに熱帯魚入れたらマズいよねやっぱり。

OVER THE RAINBOW

050611rainbow.jpg
夕暮れ時、何げに外を見ると虹がかかっていた。
右側にもうっすらと、もう一本かかっているのが見えるだろうか。
二重虹(ふたえにじ)である。

くたびれたおっさんの感性でも問答無用に美しいと思いました。

インテル入ってる?

ITmediaニュース:Apple、Intelプロセッサ採用を正式発表

微妙。
かつてのIBMや現在のMicrosoftのような市場の独占状態がまた引き起こされるのだろうか。
「優れた製品」が短期的に市場を席巻するのは今までも繰り返されてきた事だし、自由競争なのだからぜんぜん問題ないワケですが。

MacとWindowsのデュアルブートが可能な機種とかもできるんですかね!?
まあ、当然OS X以降ですから今のところ僕には関係はないんですけど……。

色校

先週の金曜朝に出稿したデザインの色校が戻ってきた。
今回はイラストを自宅の民生品のスキャナで分解したため仕上がりに一抹の不安があり、ドキドキしながらチェックしたが、いいカンジに上がっていた。印刷屋さんに感謝するとともに、「どうよ、うめえもんだろ」と調子に乗る事も忘れない。

最近は民生品のスキャナも精度が上がっていて、支持体(紙)のマチエールをかなりのところまで読みとってくれる事は分かっていた。あとはこのマチエールやインクの色情報をいかに減らさずに補正していくかだが、この辺は完全に経験則であり、この環境でこう見えていたらこう出る、みたいな感覚は何度かやって体得していくしかない。

平アミであればCMYKの数値を拾って色見本とつき合わせれば済むのだが(ただこっちの方が体得は容易)、手書きのイラストではそうはいかない。
もちろん数値はチェックするがそれだけでは不十分なので、補正のさじ加減を感覚で決めていく。
今回はほぼ想像通りでばっちり。表1はマットPPを貼るので若干色が沈むだろうが、まあ許容範囲内に収まるだろう。でも滲んで見えたらイヤだなあ。

紙媒体はこういうドキドキがあって、楽しいようなシンドイような……。

JAMPACK 01

中村勇吾さん新作。
yugop.com

実在する遊具を物理シミュレーションしたようなカンジで、今までの作品に比べると若干、習作っぽい雰囲気ではある。でもおもしろいっす。ぼんやり眺めてしまった。

050609baloons.jpg その遊具っていうのはこんなヤツ。囲いの中で風船と戯れるというワケですね。

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