前言撤回日記

続シリ

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引き続きシリアレポ。

今回の旅行ではユーフラテス川のほとりで公衆便所をさがしてフラフラしたり、ダマスの旧市街の中で迷子になってウロウロしたり、ウマイヤド・モスクで知らないおっさんの講釈を聞いているうちにおっさんの関係してるみやげ物屋に連れて行かれたりなど、バックパッカーじみた時間の過ごし方も多少はしたものの、全体的にはなかなか充実していて、JICAの事務所で所長以下スタッフの皆さんにお目にかかったり、日本大使館で領事の方にお会いする機会もあったりで、正味9日程度に収めるにはあまりに濃厚なスケジュールだったと言える。

そんな中、満月の下、ラクダでパルミラ(タドモル)遺跡を周遊したり、ベドウィンのテントで晩メシ食ったりするような観光客モード全開のイベントもあった。

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メソポタミア文明発祥の地、ユーフラテス川@デリゾール。橋は工事中で周りには何もないし、観光地としての自覚ゼロ。

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タドモルにて。ラクダはかなり癒し系。このコはワッダーアという名前。

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月下のパルミラ遺跡

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こんなんがあっちゃこっちゃにある。あまり注目されないが、シリアの観光国としての潜在力はけっこうあるはず。

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ベドウィンのおっさん。この人の弾いている楽器は一弦の胡弓みたいなカンジでガバーバというらしい。
試しに弾かせてもらったが、開放弦ではどうやら音が鳴るものの、弦を押さえるとまるでまともな音が出ない。

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ハラブ(アレッポ)城から見る街並み。城の上にはカフェ(とはいってもテーブルとイスがあるだけだが)があって一休みできる。

俺を撮れ、と奴らは言った。

071107syria01.jpg ↑ぜんぜん知らない人たち。

テロ支援国家の呼び声も高き、中東の火薬庫シリアに丸2年住んだ知人が11月に帰国するというので、その前に一度、と現地を訪ねてみた。

で、そのシリアであるが、すげえ平和。
しゃっくりも出ないくらい平和。
治安もよく人もやさしくメシもうまい、いたって穏やかなお国柄である。

事前にそれなりに情報を仕入れていた事や、滞在場所が首都ダマスカスの中でも高級住宅街であるアブロマーニの一角であった事もあり、文化云々ではそれほど大きなギャップは感じなかった。
気温も日本とさしてかわらず、それどころか乾燥しているためずっと過ごしやすい。
ただし高級住宅街と言ってもそこは中東の小国。その辺り一帯、車はおおむね路駐、電話は不通、しかも夜になると水が止まる。
だがそんなものは慣れてしまえばどうという事もない。

ギャップは感じなかった、と書いたが、驚いた事が2つばかりある。

ひとつは野菜や果物がヤケクソにうまいこと。
水質のせいか気候のせいかは知らないが、とにかくうまい。
ニンジンやピーマンも生で食べても苦みもえぐみも臭みもなく、さっぱりシャキシャキしていて、それでいて野菜の風味や甘みはしっかりあるという。この国では野菜嫌いの子供なんて存在しないのではないかと思うほど。
また、梨やブドウには皮ごと食べられる種類があって、スナック感覚でさくさく食べられ、しかも安い。
今回は季節的に果物の旬ではなかったが、春先なら桃やサクランボなど瑞々しいフルーツが安価で手に入る。フルーツが好きな向きにはたまらない所だろう。

もうひとつは道行く人々が写真に写りたがることである。
とにかくモデルには事欠かない。
たとえば建物なんかを撮っていると呼び止められる事がある。
シリアでは私服の秘密警察がそこかしこにいて、軍事関係の施設や大使館などを撮っているととがめられたりするので、その手の話かと思うとそうではない。
「建物を撮るなら俺をいっしょに撮れ」というのである。
撮ったあとは写真をくれでもなく、見せろでもなく、「撮られて満足。」なのだ。よくわからない(笑)。

ただやはり宗教的な理由もあって女性はあまり写真に写りたがらない。
写りたくないオーラが出ているので声もかけづらい。
おっさんの写真や子供の写真を撮りたければシリアは絶好の場所かもしれない。子供かわいいし。

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