前言撤回日記

夏の終わりに

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ご存じのように蝉はその一生のほとんどを土の中で幼虫として過ごす。

成虫である期間は長くてひと月、それに対して幼虫の期間は大体5〜6年、いわゆる素数ゼミと呼ばれる種など最長17年にもおよぶ。
はかない生命のように思える蝉ではあるが、その一生は昆虫の中にあっては存外に長い。

その長い幼虫期をどのように過ごしてきたかによって、成虫期の充実度は決まる。
幼虫期を成虫期に向かう準備期間と自覚し、さまざまな事にトライし、経験を積む。
土の中でいかに物事に向き合い、対処し、自分を磨いていったか、という経験が、成虫期の蝉に風格や厚みを加えるのである。

自分の一生に無自覚で、やり過ごすようにのんべんだらりと幼虫期を生きてきた蝉は活力がなく、異性にモテない。
そのため、残念なことに自分の子孫を後世に残すチャンス自体が与えられない。

これはつまり蝉の世界においては、短い成虫期を童貞のまま終え、生涯を閉じるということを意味する。

蝉の一生が華やいだものになるか、それとも孤独のうちに幕を下ろすのか、そのすべてはあなたの足下でひっそりと決まっていくのである。





なんつったりしてな。

4件のコメント

  1. んぁ〜〜〜耳が痛い〜〜〜w。。

    コメント by kim — 2007.09.18 @ 11:49 PM

  2. >kim
    まだ土の中だと思いこむという裏技が……

    コメント by kohashi — 2007.09.21 @ 12:27 AM

  3. 一夏に賭けるセミの一生、か。

    こういうの教育業界でなんてゆーか知ってる?
    “し〜んけんゼミ♪”


    すんづれい いたすますた!

    コメント by Oksam — 2007.09.22 @ 3:47 AM

  4. >Oksam

    そりゃ知らなかった。

    不勉強でセミません。

    コメント by kohashi — 2007.09.22 @ 2:54 PM

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