前言撤回日記

夜桜

090407cherryblossoms01.jpg 090407cherryblossoms02.jpg 090407cherryblossoms03.jpg
気がつけばとうに2009年であり、およそ半年間の放置である。あんまりである。しかし何度も書くけどTwitterで足りてしまっている。あまり発信したい欲とかない。というか発信するほどのコンテンツが自分にはない。わかってたけど。

近隣の市にある中学校でもって夜桜がライトアップされているという話を聞きつけ、見物に行ってきた。
ボランティアのみなさんが甘酒を振る舞ってくださったので、ありがたくいただく。かたじけない。

桜というのはめずらしく花を下向きに咲かせる植物だそうで、中に入ってうたた寝なぞするとまた格別なんであるが、まあこのトシで木登りでもあるまいから下から見上げるに留め置いた。まるで人間に見せるために花開いたようなサービス精神旺盛な風情である。
赤みを帯びた光でなまめかしくライトアップされた桜もいいものだが、薄明かりの中でほの白く浮かび上がる幽玄な姿もなかなか捨てがたい。

来年もまた元気に咲いちょくれな、と願いつつ暇乞いをした。

風雨光

080904display.jpg
友人が銀座で開いている個展のオープニングパーティにおジャマしてきた。

蛯子真理央展 ―風のなか、雨のなか、光のなか― (東京本店) : 日動画廊 展覧会情報

普段ここで友人知人として特定の個人に言及することはないのだけれども、とてもいい絵を描くので本人に断りもなく紹介させていただきます。

画風としてはリンク先にもある通り、パリや南欧の風景、静物を中心とした、いわゆる印象派のジャンルに入るかと思う。正確な筆致で細密に描くのではなく、その場の光や空気を大胆な筆遣いで素早く画布に定着していくスタイルである。
まともに絵を描いたことのある人なら理解できると思うが、これは言葉で言うほど簡単な事ではない。しかも彼はこれを半ば以上現場で行う。

だがひとまずそういったテクニカルなことは置いておいて、絵として純粋に魅力的だ。グレイッシュな淡いトーンに暖かいバラ色が多用されるやわらかな色彩を見ると、窓の向こうにはこんな風景があって欲しい、さらに言えば、ここに行ってみたい、とさえ思う。
抑制のきいた表現が見る者の記憶と絡み合い、リアリティをもって立ち現れてくる。
いくつかあった静物画も、小品ながら光線の描き出し方が実にいい。

また、彼の展覧会は幾度となく観ているのだけれども、そのスタイルもまた観るたび少しずつ変化していておもしろい。
具体的には以前よりもさらに抽象度が弱まり色彩や輪郭が明瞭になってきている事と、絵具ののりが厚みを帯びて力強さが増しているあたりに顕著で、これらはモロッコの強烈な日差しのもとで描いた経験がもたらした変化のようだ。

個人的にたいへん前途有望な画家の一人と思うので、お金のある方は札束を握りしめて、そうでない方もまあちょっとした目の保養に画廊へとお運びになってはいかがかと思う次第。

展覧会場を後にしてからは画家本人や関係者に混じり、二次会などに参加させてもらった。
共通の友人たちとの再会もあり、また他の画家の方との交流もあって楽しいひとときでした。多謝。

tha

080829ggg.jpg
NOW UPDATING… THA/中村勇吾のインタラクティブデザインに行ってきた。
毎回、高度なクリエイティブで観る者を魅了し同業者をビビらせる、中村勇吾さん率いるtha社の初の展覧会である。

ネットで観られる物をわざわざ展示? といぶかる向きもあるかもしれないが、そこは他ならぬtha社。展示用にオプティマイズとチューニングを施して、心地よい展示に仕上げてある。
また、ネットではお目にかかったことのないコンテンツもあり、実験的な物なのかもしれないが非常に楽しめた。

もう終わってしまったので多少ネタバレ的な事を書いても誰も怒らないだろう。

会場はggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)。地下と一階が展示会場である。
もう何度も観たおなじみのコンテンツが、これが意外なことに縦長のディスプレイに表示され、新鮮な趣を見せていた。

一階の展示はインタラクティブ系のコンテンツで、ユーザの引き起こすイベントによって反応するタイプの展示が中心。最近ローンチされたモリサワのFONTPARK 2.0 | MORISAWAなどもあった。もうこの辺になると何をどうやって作っているのか検討見当もつかない。

地下の展示は時計をモチーフに各コンテンツを同期させ、クロック音を流し続けたり一定の時間ごとに時報と共にすべての画面を社名ロゴへ切り替えるなど、独特の空間を演出していたのだが、これもまた効果的であった。
どう効果的かといえば、これらのコンテンツは観客がいつまでも見入ってしまうようなトランス的な状態を狙って作られているので、うまくいけばいくほどリアルの会場では人が流れない。
それが時報が入ることで画面から離れて次の作品に目を移すきっかけが与えられ、結果として人の停滞を抑制することができるワケだ。非常によく考えられている。

とにかく全体的にクオリティが高く、ここまでやるのか……というカンジ。
依頼する側にも覚悟が必要なレベルだ。

顔認識を使ったコンテンツはネットでは未公開かな、と思うけれども、これもなかなか(文字通り)入り込んでしまう作品だ。
備え付けのカメラから閲覧者の顔を取り込んで既存の人物写真にはめ込む、という物だが、エレベーターホールに鏡を設置したら待ち時間の長さに対する苦情が無くなった、みたいな話があるくらいみんな自分の顔には愛着があるから、誰でも楽しめるだろう。
ただし一度自分の顔が取り込まれると、次の閲覧者の顔で上書きされるまでさらされ続けるので、公共の場ではいたたまれなくなる可能性もある。いや僕の話じゃなくて。

引用β(このネーミング、信用ベータへのオマージュ?)はWeb版ともスクリーンセーバーともずいぶん体裁が違ったが、この風格のある活字風のフォントはいいなあと思った。このあたりもすごく勉強しているようで、ひたすら感心する。すぐれた表現の裏に膨大なバックグラウンドがあるのだろう。


あと、この展覧会をきっかけに、改めて前田ジョンさんの偉大さを思い知らされた。
展示されているコンテンツの多くに、彼のダイレクトな影響が見て取れ、その洞察や創作がいかに根源的でありながら斬新で、人を引きつけるようなアイデアに満ちていたか、再度考えずにはいられない。
Maeda’s SIMPLICITY

Fixing a CakePHP 404 error

080823cakephp.jpg
CakePHPというPHPフレームワークが便利で重宝しているのだけれども、ローカル環境で動いていた物がサーバにアップロードしたら動かなくなった。特定のactionで「The requested address was not found on this server」と表示される。
いろいろと原因を探っているうちに、app/config/core.phpでDEBUG定数を0(production)にした際に、controllerで$usesにセットしたmodelが読み込まれなくなり、そのためNot foundになるらしい所まで判明。

で、解決方法として、こちらに
CakePHPのdebugレベルをproductionにするとThe requested address was not found on this server.になる問題 (山本隆の開発日誌)

問題があったのは、app/tmpフォルダとその下のフォルダのアクセス権でした。
tmpフォルダの下には、cacheフォルダやlogフォルダがあります。
おそらく、ここにファイルを作成できなかったためエラーが発生していたのではないかと思います。


とあったので、とりあえずパーミッションを777に変更してみたものの残念ながらウチでは解決せず。
で、結果的にapp/tmp/cache/models/に入っているDB Listのキャッシュファイルを削除したら問題なく動作した。
どうやらmodelを追加する前の状態がキャッシュされていたため、新規に追加したmodelが読み込まれなかったようだ。

けっこうハマったので同じ悩みを抱えた人のためにもメモっておきます。

参考:Nabble - Re: 404 Not found on existing controller and action(ここでは特にpersistent/をクリーニングする、と書かれてますな。)

Adobe Erazer

080820eraserapp.jpg
Adobe Erazer.app

Copyright © 2004 elbro.net